センスのあるレンタカー
ハンドリングがいいからというより、着座位置が相対的に低いからだろう。
乗り心地はキューブよりホイールベースが長いぶん多少よろしい。
好みの問題かもしれないが、モビリオやシエンタと違って後のドアがスライドドアではないので、使い勝手も乗用車的である。
まあ、乗用車がほしければ元のキューブを買えばすむ話だが。
ベースとなったキューブはなかなかよく考えられたクルマだが、キュービックはまるでダメだ。
無理しないでいいものを、マーケットが望むからと作ってしまう。
いくら商売とはいえ、これを作らされたエンジニアは情けなかろう。
元のキューブがいいだけになおさらだ。
してもユーザーはなぜ、こうした妙なものを望むのであろうか。
たしかに法律的には7人乗りだが、ミニヴァンとして使うのは物理的には不可能。
こいつはいわば盆裁のようなものである。
もともと大柄なミニヴアンを小さな鉢植えのなかに再現しましたというだけで、実際にミニヴァンのように使うことはできないのだ。
私はキュービックやシエンタを見ていると、かつて4ドアハードトップなる珍妙なボディで一世を風廃したカリーナEDを思い出す。
5人乗りの普通の乗用車ながらスポーティにかっこよく見せるため、屋根をギリギリまで低く下げ、乗員はぺたんこのシートと無きがごときヘッドルームに耐えるという不合理なクルマであった。
流行にさえ乗れば何でもアリ、とにもかくにも日本のユーザーはどんな不合理にも耐えてしまうのだから不思議だ。
キューブ・キュービックも、例によって7人乗れるという幻想をおまけに売っているだけである。
グリコはおまけを買うためにキャラメルを買ってもいいナと思わせるが、このお組末な3列目のシートというおまけを買うために、普通のキューブより○○万円余計に払うというのはどう考えてもばからしい。
それでもキュービックは大人気で、発売早々たくさんの注文をかかえて、Nを喜ばせている。
まあ、クルマという商品は往々にして現実よりもイメージが先行するもので、それがクルマの魅力のひとつでもあるのだが、この3列シートが夢だというなら、そんな夢からは早く覚めたほうがいのじゃないかねえ。
フィットベースに作られる、1・5エンジン、両側スライドドアのコンパクトミニヴァン。
日本のコンパクトカーに3列シートの7人乗りという奇怪なる様式を定着させた功労者だ。
2001年にフィットに遅れて登場し、マーケットでそこの人気となったクルマである。
ホンダというメーカーはどこか軽薄なところがあり、思いついたアイディアを、あっさりと軽いノリで作ってしまう。
それはたいてい失敗するのだが、まれにホームランとなるものがあってホンダを大儲けさせる。
モビリオは大ホームランとまではいかないが、けっこうHにとっておいしい商売になったハズだ。
モビリオはちょっと変わったスタイルをしている。
こいつはヨーロッパの都市を走る路面電車、ユーロトラムあたりのデザインからアイディアをいただいたものだ。
大きなガラス面を強調したウインドウグラフィックで、なみいるミニヴァンのなかでは個性的だ。
全長4055背高のっぽのディメンションをカッコ悪く見せず、うまく造形している。
といっても、これに工業デザインとしての正義があるとは思えない。
あくまでユーザーの目先を変えるための手管である。
膝を前席にはさまれたまま動くことができないのだから。
このクルマを買った人はふだん3列目はたたんでおき、そのスペースは荷室に使うことになろう。
カタログなど、7人が楽しそうに乗れるイメージで作られているが、真に受けて乗ったらがっかりするだろう。
エンジンは1・5で、トランスミッションはCVTのみ。
エンジンにトルクがあるが、むろん運転の楽しみなど皆無に等しい。
Hのクルマらしく、モビリオもこの種のクルマのなかでは燃費は悪くないほうだ。
モビリオがユーザーにアピールしたのは、140万円程度の比較的安い値段で、7人乗れるミニヴアンが買えるという一点に尽きよう。
大勢の人が乗せられ、大きな荷物も運べ、ときにドライブも楽しめ、しかも比較的安いと、あらゆる要素を満たしているように見えるのだろう。
十徳ナイフなるものがある。
ナイフから缶切り、ドライバー等々、いろいろなものが付いていて、一見、きわめて便利そうに見える。
モビリオはその十徳ナイフのようなイメージをユーザーに与えるのだろう。
十徳ナイフはいざ実際に使ってみると、すべて中途半端で使い勝手の悪いものだ。
だからキャンプに行くのに十徳ナイフですべてまかなおうとする人はいない。
包丁や缶切りをちゃんと用意していく。
モビリオを生活の道具として役立たせたいなら、4人とその荷物あるいは2人と大量の荷物を乗せるというふうに割り切り、あれもこれもと望まぬことだ。
クルマのべースとなったフィットのほうが百倍いい。
モデルは2001年に登場した2代目である。
同じ7人乗りなのにスパシオはモビリオのようには売れない。
それはモビリオより値段が高いからというだけではあるまい。
このボディが人気の箱ものミニヴアン的でなく、普通の乗用車に近い印象を与えるからだろう。
ふだん3列目はたたんで荷室にする前提で作られているので、ごく簡便なシートだ。
それでもモビリオやキュービックの3列目シートよりはマシである。
3列目だけでなく2列目もたたむと広大な荷室が得られる。
エンジンは1・8と1・5これに4速オートマチックトランスミッションで乗る。
着座位置が低く、ごく普通の感覚で運転できるのがスパシオの取り柄だ。
これなら長距離を走るちょっとした家族旅行や、釣りやキャンプに行くといった目的に使っても、そう疲れまい。
スパシオは実用車として常識的なところがいい。
両親2人に子供が2人ぐらいの家族が使うには、なかなか重宝なクルマだと思う。
今年1月に登場し、わずか9カ月で○○万台近くと、この不景気にあってバカ売れしている。
7人乗りミニヴアンにスタイリッシュなボディ、クイクイ曲がるハンドリングを与え、ちょっぴりスポーティにしたクルマだ。
ミニヴアンのウイークポイントは走りがダルなこと、そのボディスタイルが不格好なことだが、ウイッシュはそのネガを解消しようとしたクルマである。
そのコンセプトは本来Hがストリームで提案したものだ。
早い話ウイツシユはストリームのパクリである。
後出しジャンケンをやらせたら世界でTの右に出るものはない。
かくしてウイッシュはストリームよりハンドリング、乗り心地、乗員スペースのどれもが少しずつ優るクルマとして登場し、ユーザーの気持ちをつかんでたちまちストリームを撃沈してしまった。
ボディは全幅1745mmの幅広版と、1695mmの5ナンバー版の2種類がある。
そのボディスタイルはストリームとよく似たカツオブシ型である。
ストリームよりボディラインにエッジを効かせ、ウインドウグラフィックも、もう少しリファインさせるなど、ストリームより確実にカッコよく見せている。
室内は絶対的な広さはないが、3列目のシートはストリームよりマシだ。
ストリームよりグラスエリアが広いので、ストリームのような閉所感がなく、まあガマンして座っていられる。
エンジンは2・0と1・8。
前者にはCVTが、後者には4速オートマチックトランスミッションが載る。
レンタカーの底値を徹底比較しました。レンタカーがもっと楽しくなります。
レンタカーは世界各国で実践されています。結構珍しいレンタカーだと思います。
レンタカーが登場です。レンタカーの特徴をご紹介するサービスです。
